日本では使用量が少ないピルの実態

高用量ピルは中毒域に入り副作用が強く表れる

医薬品は、私たちの身体の不具合を改善させる作用がありますが、一方で毒の一面も持ち合わせています。薬の量を増やしていくということは、比例して毒になる作用も強まるということに他なりません。少量ならば、身体の不具合を改善させるというメリット面が主として働いてくれますが、中毒域に入ると、身体に取って有害な作用を与え始めます。女性が服用する避妊薬も、少量ならば、高い確率での避妊効果、月経前症候群の緩和、肌荒れ改善、生理痛の緩和、生理による経血量など、プラスの効果がありますが、中毒域に入ると副作用が現れる危険性が高くなってしまいます。避妊薬の副作用で報告されているものと言うと、不正性器出血、吐き気、頭痛、乳房痛、体重の増加などがあり、こういったものはマイナーな症状で、低用量ピルであれば、ほぼ見られないといわれています。このような副作用が顕著に表れるのは、中用量や高用量ピルで、ホルモン量が多量に含まれているので、継続して服用するものではありません。このようなタイプのピルは、避妊に失敗してしまった場合の緊急避妊対策として用いたり、婦人科疾患の治療のために使用したりしますが、いずれの場合にも、医師の指導のもと慎重に服用しなければなりません。その他ピルを服用することによる副作用で気をつけたいのは、血液凝固作用による働きで、血栓ができやすくなってしまうので、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まってしまうことがあります。その為喫煙者や35歳以上の女性は、医師としっかりと相談した上で使用を開始したほうが無難です。加えて、ピルを服用している間は、低用量ピルであっても、半年に一回は定期的に婦人科検診を受けることをお勧めします。

薬と女医のイラスト